ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

クレイアニメウォレスとグルミット」の初長編映画
全米・全英公開:2005年10月14日。日本公開:2006年3月18日。


宮崎駿監督の『ハウルの動く城』や『ティム・バートンのコープスブライド』を抑えて、第33回アニー賞全10部門及び第78回アカデミー賞の長編アニメ賞を受賞した、そのDVDが今日届いたので早速視聴!めちゃくちゃ面白いっす!


<ストーリー>
年に一度の「巨大野菜コンテスト」に向けて、丹精込めて育てた野菜の世話に余念のない住民達。しかし畑の野菜を荒らしまくるウサギが、彼らを悩ませていた。ウォレスとグルミットは野菜を守る害獣駆除隊“アンチ・ペスト”を設立しウサギの捕獲にあたり、見事被害は減少。コンテストを主催する町一番の美女にして大富豪レディ・トッティントンも一安心。ところが、捕まえたウサギを殺さずに飼っていたウォレスが、新発明の機械でウサギたちを野菜嫌いする実験に失敗した、まさにその夜、町中の野菜畑がとんでもない被害を受けるという事件が発生。目撃した司祭の話から、その犯人が巨大なウサギ男だという噂が流れてしまい、“アンチ・ペスト”の評判はガタ落ち・・・。ウォレスとグルミットは町の野菜を守り、巨大なウサギを捕獲出来るのか!?そして、その巨大ウサギの驚きの正体とは!?
http://www.wandg.jp/teaser/

<感想>
まずクレイアニメの出来が凄い。流石アードマン・アニメーションズ!『コープスブライド』も凄かったけど、こちらも負けてない!画面一杯をキャラクターやウサギが動きまくりだし、セットやウォレスの発明品も細かいところまで精彩に作られていてリアル。特にキャラの名演技といってもいい程動きが凄い。カメラワークも凄い。ホント参りましたm(_ _)m完全にロックアウトです。
『狼男』や『キング・コング』を髣髴とさせるストーリー展開も遊び心満載で、かつ見せる所は、きちんと魅せてくれて、映画としての完成度も高い。
で、何よりも凄い発明家なんだけど、どこか抜けているウォレスを、その犬離れした頭脳でサポートするグルミットがいい!!ぬいぐるみ付のコレクターズBOX買って大正解!!ディズニーのプルートとは正反対なんだけど、愛らしいところは一緒。USJにアトラクション出来たら絶対行きますよ!!
DVDは、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション [DVD]」と同内容で、監督のコメンタリーや未使用シーン集、メイキング、ゲームなど特典も一杯。ジャケットはBOXの背景になっていて一瞬ビックリしたけどリバーシブルになっているので単品で補完してもバッチリ。予約開始の頃は売り切れてたけど、今日の時点ではまだ買えるみたいなんで余裕があればコレクターズBOXがお勧め。グルミットが、まじでかわいいっす!
ただ、個人的には欽ちゃんの声はちょっと・・・
今作ではカットされたという「なんでこーなるの!」が入ってる第二作目の「ペンギンに気をつけろ!」はちょっと見てみたいけどね。


<キャスト>
ウォレス:ピーター・サリス(萩本欽一
レディ・カンパニュラ・トッティントン:ヘレナ・ボナム=カーター(飯島直子
ヴィクター・クォーターメイン:レイフ・ファインズ大川透
PCマッキントッシュ警部:ピーター・ケイ
クレメント・ヘッジ司祭:ニコラス・スミス

<スタッフ>
アニメーション制作:アードマン・アニメーションズ
配給:ドリームワークス、アスミック・エース(日本)
監督:ニック・パーク、スティーヴ・ボックス
製作:ピーター・ロード、デイビッド・スプロクストン、ニック・パーク、クレア・ジェニングズ、カーラー・シェリ
脚本:スティーブ・ボックス、ニック・パーク、マーク・バートン、ボブ・ベイカ
製作総指揮:マイケル・ローズ、セシル・クレーマー
音楽:ジュリアン・ノット(作曲)、ハンス・ジマー(プロデュース)
編集:デイビッド・マコーミック、グレゴリー・パーラー
撮影:デイヴ・アレックス・リデット、トリスタン・オリヴァー
スーパーバイジング・アニメーター:ロイド・プライス
プロダクション・デザイン:フィル・ルイス
モデル製作デザイナー:ジャン・サンガー
セカンドユニット監督/キーアニメーター:マーリン・クロッシンガム