第７８回アカデミー賞 - KIKU-4mounted with a Endeavor

というのが主要部門の受賞結果。作品賞は下馬評が高く、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『ブロークバック・マウンテン』ではなく、『ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギスが初監督した『クラッシュ』が受賞。どちらも、差別やタブーといった社会派の映画ですが、やはり、アカデミーは前者は選びませんでしたね。それでも、評価せざるをえず、監督賞には選んでるところがアメリカらしい。『ミュンヘン』は流石に無理でしたね。井筒監督に酷評されてるくらいだし。
長編アニメはやはり、アニー賞もとった『ウォレスとグルミット』。『ハウルの動く城』は無理だとは思いましたが、『ティム・バートンのコープスブライド』はちょっと期待していただけに残念。ドリームワークス強いなぁ。
短編アニメはピクサーの『One man band』は及ばず、『The Moon and the Son』という作品が。『One man band』は７月まで我慢か(『Cars』と同時公開)。

日本関連だと『ＳＡＹＵＲＩ』が衣装デザイン賞など３部門とったくらいか、短編ドキュメンタリー部門にノミネートされていた広島の被爆者を追った日系三世というスティーブン・オカザキ監督の「ザ・マッシュルーム・クラブ」も逃したし。

日本では、『ALWAYS 三丁目の夕日』が独占でしたね、別に海外で評価される映画がいいって訳じゃないけど、もっと海外の人に日本映画を観て欲しいな。