「ターミナル」

ニューヨークに降り立った一人の男、ビクター・ナボルスキー。しかし、その時彼の祖国はクーデターによる政情不安のため、外交上祖国が消滅、パスポートもビザも無効となってしまった。祖国にも帰れず、一枚のドアの向こうのアメリカにもいけない彼は、そのジョン・F・ケネディ空港“ターミナル”で生活を始めるのだった。彼がそこまでしてアメリカにこだわる訳とは何なのか、九ヶ月という時の中でその真実は明らかになる・・・


パリはシャルル・ド・ゴール空港で暮らすイラン人、アルフレッド・マーハンという人物の実話をもとにスティーブン・スピルバーグがメガホンをとり、トム・ハンクスキャサリン・ゼタ=ジョーンズといった豪華な俳優陣で話題となった作品。『ミュンヘン』の公開記念で安くなってたので見てみたんですが・・・

やっぱトム・ハンクス苦手です。。。すみません。英語がわからないビクターを巧く演じてるんだけど、『フォレスト・ガンプ/一期一会』もそうだったけど、大げさすぎて付いていけない。慣れてくるといいんですが、それまでが辛い。まぁそれも演出なのかもしれないけど。それ以外は楽しめたので、序盤のそのもやもやしたのがなければなぁと。
テンポのいいストーリーや、人間味溢れる空港の人々、壮大な空港のセットなどは素晴らしい。なんか憎めない入国管理官を演じるスタンリー・トゥッチディエゴ・ルナ、クマール・パラーナ、チー・マクブライドら“悪友”、ゾーイ・サルダナ、バリー・シャバカ・ヘンリーといった個性溢れる共演陣の演技は最高。キャサリン・ゼタ=ジョーンズはやっぱいい女だし。トム・ハンクストム・ハンクスすぎたことを除けば面白い映画です。
映画「ターミナル」