ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜⑪⑫

第11話「言い出しかねて-A Good Reward For Their Labour-」

はっきりしない芝村と速水の関係をまとめようと、5121部隊の面々はクリスマスの買出しと称して、二人をくっつけようと、ある作戦を試みる・・・

第12話「さよならを言う度に -Gun Parade March-」

クリスマスの夜から数日が経ち、休暇部隊に選ばれた5121部隊。それぞれが帰省に帰る中、芝村と速水だけが学校に残った。クリスマスに受けたインタビューで芝村の気持ちを知った速水は・・・


最後の2話で一つの物語になっています。11話では、二人にやきもきさせられますが、それもストレスにならないのは、台詞に頼らずに表情や風景などで心理描写を上手く描いたり、部隊の面々の会話のような群像劇に仕立てられているから。1クール12話という短い期間の作品ですが、その間で上手くまとめられています。もっとこの部隊の今後を見ていたいですがアニメとしては十分満足できます。学園生活での日常と戦闘のバランスも良く、短いながらもキャラたちに感情移入させられてしまいます。ドラマCDで後日談があるようなんで、機会があったら聞こうかなと。デス種の夫妻に見習えといいたい作品です。あと、「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」も観なきゃ。
二人の恋は最近のアニメの中でも、好感がもてて、芝村の可愛さは言うまでもなく、速水が等身大の主人公なのが安心して見られる。告白してOKもらえそうな状況でも、いざとなると言えないところとか、わかるわかる、がんばれ!と応援したくなる。
ただ、このアニメで疑問なのは、壬生屋未央の死。戦争というくらい時代を描く中で、部隊の面々に暗い影を落とす方法としては、わかるけど、後半でほとんどというか全く語られないのは可哀想過ぎかなと。そういう点でも1クールというのはもったいなかったなと。
ともかく、5121部隊ありがとう!生き延びれ!
http://www.jcstaff.co.jp/sho-sai/gpm-shokai/gpm-index.htm