『時をかける少女』(2006年アニメ版)

あの暑い夏の日。部活帰りに本屋で見つけた一冊の本。
映画が流行ったとかで名前は知っていた。
そこにはタイム・リープという力を得た少女の淡い恋が綴られていた。
あれから10年、彼らの歳を過ぎ去り大人と呼ばれる年齢に達してしまった僕が再び出会った、タイム・リープという能力を得た少女の物語は・・・

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック

前評判の高さに納得。序盤は“二代目”時をかける少女紺野真琴タイム・リープが面白く、笑いどころも多く自然と真琴たちキャラに感情移入していき、後半に物語が大きく動くとセンチメンタルな気分にさせられ、更に物語りに引き込まれていってしまう。もう最後の最後まで細田守監督にしてやられた。今、まさに現代の風が吹き込まれた時かけの起こす奇蹟に酔いしれた!
貞本義行さんの描き出したキャラクターたちや、ジブリでの経験を元に新境地を魅せてくれた山本二三さん、真琴を見事に演じきった仲里依紗さんら声優陣などなど、書きたいことは一杯あるけれど、とにかく多くの人に観て欲しい!
一点だけ残念だったのはフィルムがヘタって来たのか綺麗に写っていないところがあったこと。DVDに期待かな。もう少しお金かけてやって欲しい。
耳をすませば』から10年、今新しい青春映画がアニメ史に刻まれた!
細田守監督はこれからのアニメ界を引っ張っていく才能の1人だと思う。巧みなシーンの繰り返しなどの画の魅せ方などは宮崎駿を彷彿させる。やっぱ後継者はこの人だと思う。細田ハウルゲド戦記が見たかった。。。orz
時をかける少女